なでしこジャパン決勝日程アメリカ戦の攻略法とキーマンとは誰だ【カナダ女子サッカーW杯結果速報】
どうもオモサンです。
エドモントン・コモンウェルススタジアムで行われた準決勝 イングランド女子代表VSなでしこジャパン。初のワールドカップ準決勝進出を果たしたイングランド。一方、2大会連続2度目の準決勝進出を果たしたなでしこジャパンの熱き戦いが終りました。2-1で勝利の女神は、なでしこジャパンに微笑えみました!
決勝トーナメントから先発メンバーは変えずに臨んだ佐々木監督。
イングランドは、ロングパスからのシンプルな攻撃、それを阻止しボールを奪ってからパス回ししながらの攻撃を仕掛けるなでしこジャパン。しかしお互い決定打もなくゴールがなかなか割れず戦況は一進一退を繰り返す。チャンスは前半終盤に訪れた、DF有吉佐織⑲が後ろから倒されPK獲得したのだ。これをキャプテンのMF宮間あや⑧が今大会2ゴール目となるゴールを決めて先制ゴールした。「PKを蹴るこの人は、本当に気丈夫な人でキャプテンとしてもカッコ良すぎます」。だが、その直後日本がPKを与えてしまい振り出しに戻されここで前半を終了した。「しかし、この審判の判定は微妙でしたよね」。
後半、このまま延長かと誰もが思ったアディショナルタイム残り1分。MF川澄奈穂美⑨のクロスはFW大儀見優季⑰に合わせますが、相手DFがオウンゴールしてしまい、ここで試合終了。なでしこジャパンは2大会連続2度目の決勝進出を決めました。
勝負としては互角の戦いだった今回の一戦。勝つ執念がゴールへさせまいとプレッシャーとなり最後のオウンゴールを生んだ試合でした。「なでしこジャパン2大会連続決勝進出おめでとうございます!」。
前回試合の記事はこちら
★試合後の恩師らの反応★
選手ゆかりの人たちも大声援を送りました。動画もあります。子ども時代の意外なエピソードも明らかに(広)→二重跳びできず泣いてた宮間が… なでしこ恩師ら感激 http://t.co/3HBbWq7vGs #nadeshiko #JPN pic.twitter.com/RL1eV3B0pL
— 朝日新聞サッカー担当 (@asahi_soccer1) 2015, 7月 2
カナダW杯決勝まで、なでしこジャパンを導いてくれたキャプテンは、幼少から相当な負けず嫌いだったんですね💛
そして、「FIFA女子ワールドカップカナダ2015」もいよいよ最終章。
最高の相手と最高の舞台で「永遠のライバル対決」の戦いが始まります。なでしこジャパンの最後の相手は、前回大会の屈辱を果たすべく今大会では、FIFAランキング1位の強豪国ドイツを破り決勝進出を果たしてきた宿敵アメリカ女子代表です。対するなでしこジャパンは、前回W杯ドイツ大会の女王の証「優勝エンブレム」を右胸につけて2大会連続優勝の連覇を目指します!
「4年前の日本中にあの勇気を与えた感動を」
日本中でなでしこジャパンの雄姿を応援しましょう!!
★FIFAランキングトップ5★
まずは、現在のFIFAランキングを見てみましょう。アメリカの方が格上になりますが、前回大会ドイツW杯では、なでしこジャパンが勝利しています。
1位 ドイツ
2位 アメリカ
3位 フランス
4位 日本
5位 スウェーデン
★過去FIFA女子ワールドカップ戦績★
それでは、過去20年間のFIFA女子ワールドカップの戦績ではどうでしょうか。
アメリカ
1991年(中国大会) 優勝
1995年(スウェーデン大会) 3位
1999年(アメリカ大会) 優勝
2003年(アメリカ大会) 3位
2007年(中国大会) 3位
2011年(ドイツ大会) 準優勝
1991年(中国大会) グループステージ敗退
1995年(スウェーデン大会) ベスト8
1999年(アメリカ大会) グループステージ敗退
2003年(アメリカ大会) グループステージ敗退
2007年(中国大会) グループステージ敗退
2011年(ドイツ大会) 優勝
これまでお互い6回連続出場していて、優勝回数はアメリカは2回、なでしこジャパンは前回大会が初優勝になります。これを見るとアメリカが女子サッカーの歴史をつくってきたきたことがわかりますね。
★今大会戦績表★
では、今大会のグループリーグでの戦績表を見てみましょう。
アメリカ(FIFA2位)はグループD、なでしこジャパン(FIFA4位)はグループCより決勝進出してきました。
グループリーグ戦績表
代表チーム | 勝点 | 勝 | 敗 | 分 | 得失差 |
アメリカ | 7 | 2 | 0 | 1 | 3 |
日本 | 9 | 3 | 0 | 0 | 3 |
アメリカ
アメリカ3ー1オーストラリア(FIFA10位)
アメリカ1-0ナイジェリア(FIFA33位)
決勝トーナナメント
アメリカ2-0コロンビア(FIFA11位)
アメリカ1-0中国(FIFA16位)
アメリカ2-0ドイツ(FIFA1位)
日本1-0スイス(FIFA19位)
決勝トーナナメント
日本2-1オランダ(FIFA12位)
日本1-0オーストラリア(FIFA10位)
お互いの戦績からわかることは、アメリカは決勝トーナメントでは格上のドイツに圧勝していますが、Dグループリーグステージで戦った格下のスウェーデン・ナイジェリア・中国には苦戦を強いられました。一方なでしこジャパンは、無敗で決勝まで進出してきましたが、アメリカは圧勝したオーストラリアに僅差で勝ちましたが、こちらも苦戦を強いられた試合でした。
★アメリカとの過去4年間の戦績表★
もう少し深く掘り下げて分析してみることにしましょう。過去4年間の直接対決の戦績表はどうなんでしょうか。
2011年3月 2日 1-2 ●アルガルべカップ
5月14日 0-2 ●コロンバス(遠征)
7月17日 2-2 ○W杯ドイツ(PK3-1)
2012年3月 5日 1-0 ○アルガルべカップ
4月 1日 1-1 △キリンチャレンジカップ
6月18日 1-4 ●スウェーデン(遠征)
8月 9日 1-2 ●ロンドンオリンピック
2013年 対戦なし
2014年3月 5日 1-1 △アルガルべカップ
4年間の戦績結果は、8戦2勝4敗2分とアメリカには負け越しています。2011年ドイツワールドカップでの勝利は120分で引き分けPK戦ですから引き分け換算だと、8戦1勝4敗3分です。ちなみに今大会なでしこジャパンの9得点の内訳は、キャプテンのMF宮間あや⑧のPK2得点以外は、全て1得点で誰が決めてくるのか的を絞らせないのが特徴的です。
★攻略法とキーマンは★
それでは、なでしこジャパンがアメリカに勝利するためにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、平均身長をみてみることにしましょう。アメリカは168.5cm、対するなでしこジャパンは163.3cmと身長差はおおよそ5cm。体格やスピードと攻撃力が勝るアメリカのロングパスを美人フォワードのアレックス・モーガン⑬ (年収3億7000万女子サッカー界1位はこの人) にボールを回さないようにディフェンスを固め仕事をさせないで抑えることが1つ。また、途中交代で出番が回ってくるであろうアビー・ワンバック ⑳ (世界最多得点記録保持者はこの人) 2012年に開催されたロンドン・オリンピックでは、決勝でなでしこジャパンを2-1で破り金メダルを獲得したまさにアメリカの立役者です。ちなみにこの人は、MF澤穂希⑩の元チームメイトでワールドカップでお互いが決定ゴールを決めたまさにレジェンド同志です。この2人は途中交代で出番がきて戦うこととなれば最後の直接決戦となりどちらがゴールを決めるかが注目されています。今回も途中交代でこの人の出番が来たらアメリカは「勝負するぞ!!」というサインです。特にヘディングをさせないよう充分マークして仕事させないようにすることがポイントです。
★決勝日程:なでしこジャパン vs アメリカ女子代表★
なでしこジャパンの開催日程とキックオフ日本時間です。
日本放送日程
日程表:2015年7月6日(月)8:00~ キックオフ
(現地:7月5日(日)16:00~)
会 場:BC Place Stadium(バンクーバー)
天 候:晴れ 気温27℃(16℃) 湿度59% 風速2m/s
★日本放送時間と時差★
遂に頂上決戦!!カナダ・バンクーバーと日本との時差はサマータイム16時間です。日本のほうが16時間進んでいます。外出先で見たい方はワンセグが中心となりますが電波の都合で見れない場合インターネット放送が欲しいところですが、残念ながらNHKオンラインでのネット中継は今のところなさそうです。皆さんテレビかラジオを片手になでしこジャパンを応援しましょう!!
フジテレビ 生中継 7:45~
NHK BS1 LIVE中継 7:00~10:30
NHK BS1 (録画) 19:00~21:00
ラジオ第1 7:40~10:30
★W杯カナダなでしこジャパン出場メンバー★
GK
DF
MF
FW
※今大会新しく代表招集された6名※
GK 山根恵里奈
MF 永里亜紗乃
FW 菅澤優衣香
まとめ
FIFA女子サッカーワールドカップの約1か月間に渡る熱き戦いもいよいよ頂上決戦!!が行われます。本大会は過去最多の24ヶ国が出場して、決勝チームは全大会より1試合多い7試合をこなすことに加え、身体への負担の大きい人工芝の試合だった。今大会頂上決戦も前回大会頂上決戦と同じ組み合わせになりました。思えば、なでしこジャパンは4年前の優勝直後に行われた2012年開催のロンドン・オリンピック頂上決戦でアメリカに2-1で負け準優勝で終わり悔し涙を飲んみました。あれから3年、粘り強さとチーム総力戦で「決勝進出目標」に頑張ってきたなでしこジャパン。その結果、ポテンシャルの大きさが勝敗を左右し夢が叶いました。そして、今大会頂上決戦!では、最高の舞台で最高の相手との一戦の火ぶたが切らようとしています。
アメリカのここ1年の戦績だけで言えば強豪のフランスに1勝1敗、ブラジルには1分1敗とやや劣勢であり、格下の中国、アイスランド、韓国に引き分けるなど隙がないわけではない。。なでしこジャパンは、オリンピックでの屈辱を果たすべく決勝進出したことで、今大会初戦(スイス戦)で左足の骨折によってチームを離脱したMF安藤梢⑦も日本からバンクーバーへ呼び戻すことが実現できました。なでしこジャパンは、試合に出る選手たちの力はもちろん、ベンチにいるメンバー、スタッフすべての力があって勝ち上がってきた。チームすべての力がひとつになったときこそ、なでしこたちは本当の強さが発揮することでしょう。私の主観ですが、最後の決戦でのなでしこジャパンのキーマンは、今回のワールドカップ出場が最後になるであろう日本女子サッカーを牽引してきたMF澤穂希⑩推しで行きたいと思います。これまでのアビー・ワンバック⑳とのレジェンド「真剣勝負」直接対決では1勝1敗です 。アビー・ワンバック⑳は、前回のW杯ドイツ大会でなでしこジャパンに敗れたとき、負けたにもかかわらず負けた直後にすぐさまMF澤穂希⑩のもとへ行き祝福してくれたそうです。またサッカー代表を1年離れたときにわざわ合宿先まで出向き激励に訪れるぐらい2人はまさに戦友同志です。素敵ですよね、この対決は本当に最後。。。そして忘れてはいけないのはMF澤穂希⑩は、4年前の「震災復興の勇気を与えた立役者」彼女の勇気のある行動が生んだゴールは日本の人々の心を前に動かし夢を与えたことは未だに記憶に残っているのではないでしょうか。最後、前回大会で得点王のMF澤穂希⑩が途中交代で出番があれば有終の美を飾ることを本当に期待しています。体格やスピードと攻撃力がありフィジカルを生かしたアメリカかスピードの早いパス回しから攻撃しゴールを狙うチーム力のなでしこジャパンが上回るか。勝負の世界は誰もが予想できないことが起きるものですよね、最後まで集中力を切らさず勝つ執念を持ち臨んだチームがチャンスを呼び込み勝利することには間違いありませんが優勝台に立ち優勝カップを獲得することを日本中が応援しているはずです。
「なでしこジャパン、頑張れ!!」
本日もここまで読んでいただきありがとうございました。
オモサンでした。
【結果速報】
なでしこジャパン大敗連覇逃す
2-5
【FIFA女子ワールドカップカナダ2015】