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機能性表示食品とは「商品紹介とトクホの違いは」

 どうもオモサンです。

 

「機能性表示食品」の商品販売が2015年4月よりスタートしました。

でもそもそもどんな制度なの?と解らない方も多いと思うので簡単に紹介しますね。

 

 

 販売されている食品には、国が販売会社に食品表示(原料や原産地、賞味期限、食品添加物、アレルギー)や健康や栄養に関する表示(栄養成分、お問い合わせお客様受付窓口)などを表示するよう義務付けて消費者の食卓を守っています。

 

下記のように、販売されてるどんな食品にも商品パッケージに「食品表示」「健康や栄養に関する表示」がされています。よかったら一度確認してみてくださいね。

 

(例)黒烏龍茶特定保健用食品

  ↓↓

「食品表示」

原材料名:烏龍茶、烏龍茶抽出物、ビタミンC

賞味期限:キャップに記載

保存方法:直射日光をさけて保存ください。

製造者:株式会社ABC 〒165-0123東京都港区1-2-3

原料茶の産地:中国福建省

使用上の注意:開栓後はすぐにお飲みください。

 

「健康や栄養に関する表示」

栄養成分表

栄養成分表示350ml当たり
エネルギー 0kcal  
たんぱく質 0g  
脂質 0g  
炭水化物 0g  
ナトリウム

29mg

 

関与成分ウーロン茶重合ポリフェノール(ウーロンホモビスフラバンBとして)70mg

 

 まずは、「機能性表示食品」を知る前に知っておきたい基礎知識があります。

食品には「一般食品」「保健機能食品」「医療品」「医療部外品」があります。この中で「保健機能食品」が機能性の表示ができるのです。

 

 「保健機能食品」は、「特定保健食品」「栄養食品」「機能性表示食品」大別されていることになるわけですね。これまでは、機能性を表示できる食品には特定保健用食品」(トクホ)と、サプリメントなどの「栄養機能食品」の2種類ありました。ではその違いを知ることにしましょう。

 

特定保健用食品」(トクホ)とは

国の審査ありの制度。

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出典:消費者庁ホームページ

 安全性や有効性について国の審査があり、審査が通れば科学的に健康の維持や増進に役立つといった、消費者庁長官の許可を受けた特定の保健の用途を表示することを認められた食品です。

 

人を使って試験を実施し、その実験結果によって効果が国に承認されたものがいわゆる「トクホ」としてマークを商品に印刷することができるのです。国に特定の効果があると、いわばお墨付きを与えられているもので安心して選択することができますね。

 

具体例:ケロッグ オールブラン 、ヘルシア緑茶、日本オリゴ フラクトオリゴ糖など

 「おなかの調子を整える食品」、「体脂肪が気になる方に脂肪を消費しやすくする」、「おなかの環境を良好に保つ」効果があります。

 

 

「栄養機能食品」とは

 栄養成分(ビタミン・ミネラル)の含有量など国の規格基準を満たせば、国の審査や届け出は必要ない食品です。

 

一日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が定められた上・下限値の範囲内にある必要があるほか、注意喚起表示等の表示があります。

 

具体例:SOYJOYネイチャーメイド マルチビタミン&ミネラル など

「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」、「鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です」など、あらかじめ決められた表現だけが使えます。

 

 

それでは、なぜ食品に含まれる機能性について新たな制度ができたのか?

 トクホは、企業の臨床試験に多額の資金が必要となり、国への申請から審査、販売許可が下りるまでに2年程度かかり、商品化した時には市場の流れが変わっていて発売される食品が限定されていたので、低いハードルで機能性の表示ができるようにした制度が「機能性表示食品」です。

 

 

「機能性表示食品」とは

審査なしの届け出制度。

 企業が販売の60日前までに、自社の責任で成分の機能を裏付ける科学論文などを消費者庁に届け出でれば国の審査なしで、食品に含まれる機能性について、身体の部位を挙げて健康効果を商品に記載できるようにしたもの。

 

許可が下りたものが「機能性表示食品」として、商品パッケージに届出番号が印刷さています。

 

メリット

審査がない分、企業が新商品を敏速に出せるようになり、新たな健康市場が生まれる期待からできた制度。(安倍内閣が目指す規制緩和の目玉の1つ)

 

具体例:食事の生茶(KIRIN)、ロートV5粒(ロート製薬)など

「内臓脂肪を減少させる」「おなかの調子を整える」など。健康食品、サプリメントだけではなく、トマトなどの生鮮食品も含まれます。

 

情報公開

消費者庁が申請提出された書類に不備がないかだけを確認しウェブサイトで公開しています。誰でも閲覧でますので興味のある方は一度見てみては。

 

消費者庁のホームページはこちら

 

 

 

まとめ

 個人的に少し知りたかったので、特定保健用食品(トクホ)を効果別に並べてみました。興味のある方は参考にしてくださいね。

 

1.体脂肪がきになる!

体脂肪とは、皮下脂肪や内臓脂肪だけでなく、血液の中に含まれる脂肪分や細胞膜を構成する脂質すべてが含まれます。体脂肪の過剰な蓄積は、生活習慣病などを誘発させる可能性があるそうで、特に内臓脂肪は、生活習慣病と密接な関係があるという研究結果がでされています。脂肪が日々の生活習慣の積み重ねなら、習慣的なトクホの飲料でカバーするのも1つの手ですね。

 

2.血圧が気になる方に

高血圧は脳卒中心筋梗塞心不全などの発症リスクに繋がるとされています。食事などの日々の生活習慣をきにしつつ、毎日飲む飲料に低下の作用があると嬉しいですね。

 

3.コレステロールが高いと

コレステロールそのものは悪いわけではなく、善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを保つことが大事といわれています。問題の悪玉コレステロールを低下させるのが特長です。

 

4.血糖値が気になりだしたら

健康診断の血液検査の項目にある血糖値、血糖が増え過ぎて「高血糖」の状態が続くと、体のいろいろなところに支障をきたす原因となります。また、「糖尿病」となる可能性もでてきます。

 

5.お腹の調子を整えてくれる飲料

健康な状態の「便」が毎日、規則正しく排出されやすいよう、また腸内の環境が健康に保たれるように設計された商品です。大切なのは普段よりバランスの取れた食事と運動ですが、なかなか。。トクホを取り入れて健康的な食生活を心掛けたいですね。

 

6.いつまでも丈夫で健康な骨や歯でありたい

カルシウムには丈夫で健康な骨と歯を作る働きがあります。しかし国民健康・栄養調査結果では日本人のカルシウムの平均摂取量は長年必要な量に達していないそうです。だからといって、カルシウムの多い食品を一度にたくさん食べても吸収できるカルシウム量は限られているので毎日コツコツとる必要があります。

 

飲料水のトクホ商品に用いられる主要成分と効果含まれる成分から効果を知ることができますよ。

 

★ケルセチン配糖体→(特茶)

脂肪分解酵素を活性化させる働き

 

難消化性デキストリン→(メッツコーラ・ぺプシスペシャル)

糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)

腸作用 

脂肪の吸収スピードで遅延作用(食後中性脂肪の上昇制御作用)

内臓脂肪の低減作用

ミネラルの吸収促進作用

 

★ウーロン茶重合ポリフェノール→(黒烏龍茶黒烏龍茶ジャスミン)

脂肪吸収制御作用

血清中性脂肪上昇制御作用

 

★胡麻ペプチド→(胡麻麦茶

血液低下作用

 

★ガレート型カテキン→(伊藤園カテキン

脂肪吸収制御作用

コレステロール吸収吸収制御作用

 

どうでしたでしょうか。本日もここまで読んでいただきありがとうございました。

 

オモサンでした。